本を読む。正気を保つ為に。

読んだ本を記録する。

"僕の人生には事件が起きない"(ハライチ岩井勇気)

コンビの陰に隠れがちな方で、ネタを書いていてラジオでは目立ちがちな方

小説新潮とBookBangに載ったコラムだかエッセイ(ハライチ岩井の言い回し)をまとめた本。この本のために書き下ろした文章もある。

内容はタイトルの通り、事件が起きない岩井勇気の日常を、ハライチ岩井の目線で切り取ったもの。

文章を書くに至った経緯の説明から始まるのだが、ゴッドタンの腐り芸人のイメージどおり、毒がふんだんに盛り込まれており、思わず「これこれ!!」とニヤリとしてしまった。

 この手の文系女子は、コンビの陰に隠れがちな方で、ネタを書いていてラジオでは目立ちがちな、いかにも文章が書けそうな芸人にすぐに焦点を当てたがる。

魚雷

「私の誕生日カウントダウンパーティーをやります!岩井さんよかったら来てください!」

 こんな誘いが自分に来たら、どうやって返事するのだろうと考えた。どうやってとはつまり「断り方」の話だ。こんな誘い断るに決まっている。自分で自分の誕生日パーティーの誘いをするだろうか、普通。パリピの世界とは奥が深い。

この誘いに対して、意外や意外、ハライチ岩井は Yes と言った。理由は誕生日パーティーの会場に爆弾を落とすためだ。

パリピ相手に正々堂々、真正面から爆弾を落としに行ったハライチ岩井。この話が個人的に一番好き。

ぜひ、本を買って読んでほしい。

相方、澤部の正体

最後の話は、この本のために書き下ろされた、相方澤部の考察だ。テレビに引っ張りだこ、バライティのお約束を一通りできる。世間のイメージは「明るい」「元気」「安心できる見た目」

「プライベートは暗いんじゃないの?」なんて詮索も一切されない。

ハライチ岩井は澤部のことを

もの凄く綺麗にラッピングされたプレゼント

と表現している。

そしてこの「プレゼント」の中身が何であるのか、小学5年生のときに同じクラスになってからの出来事をさかのぼり解明している。

澤部の正体が分かって妙に納得できた。