本を読む。正気を保つ為に。

読んだ本を記録する。

2020年最初の三連休

憂鬱な年末年始休みが終わったというのに、もう三連休だ。成人の日とかいう国民の祝日によって、頼んでもいないのに三連休を過ごすことになった。
初日の土曜日は10時くらいまで惰眠を貪った(はず)。午後は友達と古着屋のガレージセールに行く約束をしていたので、それまでPCをいじって大半の時間を過ごした。髭を剃り、身だしなみを整え、恵比寿に向かった。最寄りから山手線まで電車で一駅乗るのが勿体なく感じるので、いつも通り山手線駅まで歩いた。ガレージセールでパーカーとニット帽を買って、帰りにジムに寄って肩を鍛えた。
日曜日は、同じく10時くらいまで惰眠を貪り、洗濯物を回し、スーパーに1週間分の食材を買いに行った。鶏胸肉の皮を剥ぎ、フォークで無慈悲に穴を開けまくり、砂糖、塩の順で馴染ませる。一口大に切ったらポリ袋に突っ込んで、冷蔵庫に入れる。ナスは揚げ焼きにしてお酢で味付けし、ゴボウは茹でてみりん、醤油、すり白ゴマをまぶす。ここまでは毎週やっている調理なので、慣れたものだ。料理が片付いたところで、外出の準備をする。YouTubeのlo-fi Hip hop を聴きながらの読書でもいいのだが、気分を変えたくなったので新宿に向かった。まだ読んでいない本があるのに、目についた本を4冊買ってしまった。新宿紀伊國屋本店にはよく行く。学生時代、新宿には週3回以上来ていた。紀伊國屋か山本コーヒーか、英会話教室が目的だった。英会話教室には大金を使ったが、あまり上達しなかった。反省している。
この日は久しぶりに山本コーヒーに行った。学生の頃は、ほぼ毎週来るものだから、店員のおばさんに顔を覚えられていたが、さすがにあれから2〜3年経っているので、もう覚えていないだろう。トラジャかグァテマラか、サントスか、20秒ほど悩み「グァテマラを200g 豆のままで」とあの頃のように唱えた。お会計の時にある変化に気づいた。山本コーヒーがPayPayとLINE Payに対応していた。私も山本コーヒーもあの頃から変わっている。少しずつ前進しているような気がして「PayPayで支払います」と伝えた。
山本コーヒーを出て、どこかカフェでコーヒーでも飲みながら、さっき買った本か、あらかじめ持ってきていた途中まで読んでいた本を読みたくなった。らんぶるに行ってみたら、地下の禁煙席から一階まで階段に並びが出来ていたので、やれやれと思いながらすぐに退店し、コーヒー西武に向かった。コーヒー西武も並んでいたが、外から三階のカウンターを見てみると、どうも誰も座っていないように見えた。「この並びは2人以上の待ちだな」と推理し、少し強引なような気もしたが、列の先頭まで行き「1人用のカウンター開いてますね?」と店員に聞いた。私を含め、列に1名さまは3人で、席は3つ以上空いていたので、先に通してもらえた。忙しい中申し訳ない。席についてショートケーキとブレンドのホットを頼み、本を読む。コーヒー西武は決して静かなカフェでは無い。本を読むにはうるさすぎるかもしれないが、案外それくらいが心地いい。すぐに運ばれてきたショートケーキを頬張り「PFCバランスの崩壊だ」と自分を少し責めた。このショートケーキは投資なのか?浪費なのか?そんな問いを自分に投げかけ「文章にして公開すれば投資だ」と回答をだした。カウンターから見える空はどんどん暗くなっている。そろそろ帰ろうとお会計に向かった。きっかり1000円。普段はキャッシュレス派なので、こういう時に現金がない可能性も十分にあるのだが、年末の飲み会の建て替えで財布は分厚いままだ。何も心配することはない。
コーヒー西武は相変わらず現金しか対応していない。山本コーヒーは時代の流れに乗っているのに、なぜコーヒー西武は乗らないのか?ここはまだ何も変わらず、みんなを待っている。
三連休最終日、月曜は少し早めの9時半くらいに起きた。朝飯を済ませてすぐ、昨日仕込んだ鶏肉と買っておいた挽肉、玉ねぎを取り出した。鶏肉の入ったポリ袋に片栗粉を入れてよくまぶす。少し多めの油で揚げ焼きにし、ケチャップや豆板醤で味付けをする。この唐揚げのようなものは、毎週作って、毎日のお弁当になる。味は飽きないし、鶏胸肉は良質なタンパク質がとれる。最高のメニューだと思っている。玉ねぎはみじん切りにして、いったんボウルに避難させる。私はどうもみじん切りや千切りが嫌いだ。単純に面倒くさい。毎週玉ねぎをみじん切りにしているが、いよいよ面倒なので、安いフードプロセッサーでも買おうかなと思い始めている。鍋に大さじ2杯の油をいれ、カシア、唐辛子、ブラックペッパー、ベイリーフを火にかける。玉ねぎを入れてフチの色が変わってきたら、すり下ろしたニンニクと生姜を入れる。青臭さが飛んだら、ココナッツファインを入れて、香りだったらパウダースパイスを入れる。最後に鳥の挽肉をいれて、よく炒める。私はキーマカレーにも鶏胸肉を使う。このキーマカレーを毎朝食べている。ここまで調理を終えると、もう腹が減ってきていたので、昼食を済ませた。午後は美容院に行く予定があったので、昨日と同じく、山手線駅まで歩いた。美容院を出て東京駅に向かった。東京駅までは歩いて行ける距離だ(私の徒歩圏内は皆さんと感覚が違うのかもしれないが)。東京駅の京葉線に降る直前に本屋がある。駅構内の本屋だ。学生時代、京葉ストリートは毎日利用していたので、この本屋にも馴染みがある。道の端によって、あたりを見渡して「久しぶりだな」と、らしくも無く感慨にふけてしまった。この本屋でもまた、積読を増やすことになった。
本屋を後にしてなんとなく、秋葉原に向かった。また、山手線だ。秋葉原のヨドバシカメラは、都内で1番の家電量販店だと、勝手にランキング1位扱いしている。一応、HDMI の音声分離ができるものを探していたのだが、5000円と高価なものしか無かったので諦めた。ヨドバシを出て、ラジオデパート方面に向かった。この辺も学生の頃はよくきていた。アイドルの追っかけなんかをしていた頃もあった。仙石電子でHDMIをオーディオ出力とVGAに分離できる端子が1500円で売っていたので買った。ネタバラシをすると、これは全く使い物にならなかったのだが……
仙石電子を出て、お茶の水方面に歩いた。途中に神田明神があるので、初詣を済ませた。おみくじは時間的に売っていなかった。売ってはいるのだが、自動販売機のような、箱の中で獅子舞が動いている謎の機械に長蛇の列が出来ていたので諦めた。
神田明神から神保町の方に歩いていると、何だか力が抜けてきた。そういえば、この日は朝食と昼食しか食べていない。本来はここに間食が2回入る。このままではカタボリックが起きてしまうので(もう起きているが)、何かを食べようと考えた矢先に、カレー屋のエチオピアが目に飛び込んだ。カレーは大好きだ。毎朝キーマカレーだし、なんらか毎晩カレーでもいいくらいだ。幸いエチオピアはすぐに座れた。頼んだのはチキンカリー。運ばれてくるまでの時間が長く感じる。最初に配膳された小さなじゃがいもは、二口で食べ終えた。そういう時は店の中をくまなく観察する。スパイスの効能が書かれた紙が壁に貼ってあった。おそらく、ここに書かれているスパイスが使われているのだろう。そんなことを考えているうちに、チキンカリーのおでまし。一口目の印象はクローブ感。チキンはふかふか。ライスは少し多めだ。クローブ感の後にカルダモン感も来る。美味しい美味しい。食べ終えたときの体の暖かさ。これがスパイスの魅力だ。ごちそうさまでした。
エチオピアを出た途端に、コーヒーを飲みたくなった。神保町ならコーヒーには困らない。足早に向かったのは伯剌西爾だ。店に入ると「今日は19時までなんですがいいですか?」と店員さん。スマホをみると18:30。うん。コーヒーは飲めるな。「大丈夫です。吸わないですけど、喫煙席で」そう言って座らせてもらった。禁煙席よりも喫煙席の方が、伯剌西爾に関していえば好きだ。匂いとかではなく、空間の雰囲気の話だ。伯剌西爾ブレンドを飲んで一息つく。これで1日を綺麗に終えられそうだ。
伯剌西爾を出るとすぐに帰路についた。
2020年最初の三連休。街に繰り出すことで、なんとか憂鬱さを乗り越えられた。